🏯桐生祇園屋台総揃え🏮

桐生祇園屋台総揃えは、桐生市合併20周年を記念して2025年11月に初開催された特別行事です。約370年の歴史を持つ桐生祇園祭に登場する本町一丁目から六丁目までの祇園屋台6基を、史上初めて一堂に展示しました。祇園屋台は精緻な木彫や絵画、書を施した「動く祭礼建築」と呼ばれる文化財で、町衆文化の粋を集めた存在です。イベントでは屋台の芸術性を間近に鑑賞できるほか、伝統芸能や演芸の上演も行われ、桐生の歴史と文化を体感できる場となりました。屋台は各町会で分解・保管され、祭りの際に組み立てられるため、全基が揃う光景は極めて貴重です。今回の総揃えは市民や企業の協力で実現し、桐生の誇りを未来へ継承する文化的節目として大きな意義を持ちました。

桐生祇園屋台六基ー受け継がれる歴史と文化

一丁目祇園屋台

昭和13年(1983年)完成(三代目)

高さ6.9m/両袖付間口7.9m/奥行5.7m

二階下座(囃子座)

桐生で最も新しい祇園屋台です。彫刻は高松伍助の手によるものです。襖絵は明治3年に「扇面之図」12枚が制作されました。作者は前原瀬(こうらい)といい、もと前橋藩主の江尻即兵衛の次男で緯は勝任という。扇額は安政4年の「脩楽」(しゅうらく)という書である。石原常八の額彫刻と書家であり漢詩人の市河米庵(寛齋の長子)という著名な二人に依頼した合作後世に残る傑作となった。


二丁目祇園屋台

明治35年(1902年)完成(二代目)

高さ6.4m/両袖付間口7.7m/奥行6.0m

二階下座(囃子座)

彫刻は高松政吉である。三丁目屋台彫刻師の石原常八の次男である。横浜で名声を挙げていた高増又五郎のもとで腕を上あげ高松姓を名乗るようになった。襖絵は「富士之図」12枚「鶴と波」12枚「花鳥之図」6枚の画家は、両毛画壇を代表した足利の田崎草雲に師事した古川竹雲の作品である。扇額は「縦楽」(しゅうらく)である。


三丁目祇園屋台

安政6年(1859年)完成

高さ6.7m/両袖付間口7.7m/奥行6.0m

二階下座(囃子座)

安政6年に完成した三丁目屋台は、桐生最古かつ唯一の千鳥破風を持つ贅沢な構造です。名門・石原常八による金塗りの龍の彫刻や、金箔を施した粟田桐雨らの襖絵など、豪商・佐羽吉右衛門の美意識が随所に光る芸術品です。2階を囃子座、1階を舞台とするこの屋台は、約7.6mもの間口を誇ります。近年、約60年の時を経て大規模な修繕が完了し、幕末の文化を象徴する豪華絢爛な姿が現代に蘇りました。


四丁目祇園屋台

明治2年(1869年)

高さ6.9m/両袖付間口7.6m/奥行6.5m

二階下座(囃子座)+回り舞台

明治2年再建の四丁目屋台は、桐生で唯一の回り舞台を備えた、後の屋台構造の基礎となった名建築です。彫刻は岸亦八の手によるもので、龍や飛龍など大小60体で飾られています。襖絵は、シーボルトに師事し洋画や写真術を学んだ清水東谷が描き、伝統的な狩野派から写実的な「芭蕉之図」への変遷が見られます。扁額「楽郷華観」を掲げ、郷土の繁栄と芝居を楽しむ文化を今に伝える貴重な文化遺産です。


五丁目祇園屋台

安政6年(1859年)完成

高さ6.5m/両袖付間口7.4m/奥行5.3m

二階下座(囃子座)

安政6年完成の桐生五丁目屋台は、岸亦八による「龍柱」を備えた唯一の豪華な屋台です。亦八は美和神社本殿も手掛けた名工で、屋台では素木の透かし彫りを駆使し、龍や獅子、鶴亀を贅沢に配しています。襖絵は田崎草雲の模写を長澤時基が銀箔で再現した「牡丹之図」等が美しく、中澤雪城らの扁額と共に当時の経済力を象徴します。亦八の精巧な彫刻技法は、神社の装飾から屋台まで、地域の信仰と文化を華やかに彩っています。


六丁目祇園屋台

慶応3年(1867年)

高さ6.5m/両袖付間口7.5m/奥行6.0m

二階下座(囃子座)

慶応3年(1867年)製作の六丁目屋台は、大政奉還の激動期に町の祭礼への熱意を象徴して誕生しました。彫刻家・岸亦八の晩作である見事な龍や孔雀の彫刻が舞台を彩り、前原亘瀬による独創的な「松之図」等の襖絵12枚が揃う貴重な遺構です。また、文化11年の桐生最古の金箔扁額も現存しており、中型屋台から大型へと発展した歴史を伝えています。彫刻、襖絵、扁額が当時のまま揃う、芸術的価値の高い巨大屋台です。


🏮イベントスケジュール

11月1日

 

 

9:30
【メイン】 桐生木遺保存会
【開会宣言】 実行委員長 木村 均様
【挨 拶】 保存会 会長 増子 惣一様
桐生市長 荒木 恵司様
桐生商工会議所 会頭 津久井 真澄様
【来賓挨拶】 関東開発(株)様

(株)ミツバ様

 
11:00   白滝神社太々神楽(翁之舞・種蒔之舞)
14:00 【メイン】 和太鼓 白楽(桐生)
和太鼓奏者寺門勝と和太鼓ユニットごじゃっぺ(茨城県)
和太鼓 鼓楽祭(前橋)
太鼓僧侶 岩田龍誠(愛知県)
16:30 桐生本四祇園囃子保存会

 

10:00

【鉾 座】

滋賀県日野祭曳山囃子方交流会

10:30 【メイン】 前田原の獅子舞
13:30 滋賀県日野祭曳山囃子方交流会
16:30 桐生祇園おはやし愛好会

 

 

 

11日3日

 

11:00

【鉾 座】

十日町新保広大寺節保存会

10:30 【メイン】

清桜高校和太鼓部

13:00

賀茂神社太々神楽保存会

日本唯一の屑紙拾い三番叟
14:00 十日町市新保広大寺節保存会
桐生八木節連絡協議会選抜チーム
16:30 桐生本四祇園囃子保存会
17:00 【閉会挨拶】 (株)ミツバ 副社長 武 信幸様
保存会 副会長 坂入 勝様

開催会場

メイン会場:まちなか交流館 多目的ひろば

四丁目会場:桐生鉾座

 

入場無料

令和7年11月1・2・3日

開催時間 9:00-17:00